今回参加したのは、お酒付の大規模お見合いパーティーだ。
会場に入っていく女性を見ると、ウキウキしてきた。
綺麗な女性や可愛い子がいるし、今までに会ったことが無い女性ばかりだ。
受付が終わると、テーブル番号を言われ、該当テーブルに着く。
時間になると、司会者からの説明が始まった。
このお見合いパーティーは大人気のようで、応募倍率はかなり高かったそうだ。
説明が終わると、司会者の合図で乾杯をしてスタート。
約10分ごとに、男性グループが次のテーブルへ回っていく。
テーブルでは、女性の間に男性が入っていくよう指示があった。
グループトークをするのかと思いきや、隣の女性と話すだけ。
人数が多いから仕方がないのだが、グループトークをする雰囲気は無いし、最初に着いた位置から誰も動かない。
仕方なく、隣の女性と話をしたが、話しかけてもあまり私に興味が無い感じだった。
テーブルを移動すると、魅力的な女性の隣はすぐに無くなり、人気の無さそうな女性の隣しか残ってなかった。
仕方なく空いてる位置に着いて、お話をした。
う~ん、なんか微妙な感じ。
さらに、次のテーブルへ。
ここで、私の隣にいたイケメン男から、「私達のグループで一番人気みたいですよ!凄いですね」と言われた。
私は、何言ってんだコイツは?と思いながら、「どういうことですか?」と聞いた。
すると、さっきのグループでそういう話題になり、私が人気だったと言うのだ。
そりゃ、イケメン男本人にあなたがいいですとは、恥ずかしくて言えないからではないか?
もしくは、私が積極的に話してないので、イケメン男は運営者側の仕込みで、自信を持たせようとしているのか?
深くは考えず、参考にするために、そうだと言う女性をメモしておいた。
その後も、テーブルを回っていったが、魅力的な女性の隣は確保できずで、終了した。
残念だったのは他にもあった。
女性と会話していても、隣の男に話を持っていかれ、隣の男と女性が話しているのを横で聞くのが多くなってしまった。
自分のトーク力の無さが悔しい(泣)。
結局、話した女性は、10人もいなかった。
しかも魅力的な女性とは一切話せず。
グループトークが終わると、フリータイムへ。
お話ができなかった魅力的な女性に行こうとしたが、すでに男が取り囲んでいた。
空きそうに無いので、イケメン男に言われてメモしておいた女性に話しかけた。
せっかく話しかけたのに、そばにいた男を会話に引き入れ、結局その男が会話を持っていった。
私はそこから抜けて、次のメモしておいた女性に話しかけた。
その女性は会話中も私の顔を見ず、チラチラとどこか別の方向を見ていて、私に興味が無いようだった。
私に興味ないの?話が違うじゃない!
私は完全に自信を失い、隅の方で一人寂しくご飯を食べていた。
お酒があったせいか、普段の飲み会での孤独な感じと同じだと思うと、涙が出始めた。
トイレに急いで逃げ込んだ。
しばらく気を沈めてから会場に戻ると、フリータイムは終了していた。
カップリングタイム。
気になる女性とは一言も話せなかったが、奇跡を信じてその女性を書いておいた。
結果は。
やっぱ、ダメだった。
そりゃそうだ。
一言も話してないのに選ばれるわけないよね。
ダメダメなお見合いパーティーだった。
積極性とトーク力を持ちたい。
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