デートに行ってきた（6回目）（S3さん）

デートに行ってきた。

S3さんとのデートだ。

まぁ、新型コロナもあるので、ササッとね。

なんだかんだ言っても、人が多いね。

緊急事態宣言ってなんなんだろうってね。

不要不急の外出って、デートはどうなんだろうってね。

私の言葉の重みがS3さんに軽く聞こえてしまうじゃないか。

それに、まだまだ寒いのに。

出歩く感じではないぞ。

まぁ、必要最低限出歩くくらいにしておこうってね。

まぁ、そんなわけで、色々として。

デート中は恋人つなぎでラブラブ感を。

そしてね、最後に二人で休憩していたわけだ。

温かい缶コーヒーを買ってね。

色々と話していたのだがね。

どうやらS3さんは親に私のことを色々と話しているらしい。

結婚に向けて私と付き合ってるってね。

んでもって、私の親って何やってる人でどんな人なのか聞かれたってさ。

もう、結婚に向けての話ですか。

ちょっと早くねって思ったね。

お互いの家のレベルが合うかどうかの確認なのだろうか。

経済的に私に依存しようとしてるのかな。

もう後戻りできない所まで来てしまったのだろうかと不安になってきた。

ていうか、まだセックスはおろかキスさえしてないのに。

手くらいしか握ってないぞ。

私の頭の中に、もしEさんみたいに魅力的な女性と付き合えることになったらどうするのよって警報が鳴ったよ。

エヴァンゲリオンの使徒襲来の音楽とともに。

それに、本当にS3さんでいいのか？

魅力的な女性は街を歩けばいくらでもいるのに、本当にS3さんでいいのか？

ファイナルアンサー？

みのもんた。

魅力的な女性って、たくさんいるよ。

デート中にだって、何人か魅力的な女性を見たじゃん。

本当に諦めてもいいのか。

こんなにたくさん魅力的な女性がいるなら、1人くらいうまく行くことだってあるかもしれない。

いや、うまく行くはずだよ。

それに、未だに私の頭には常にEさんがいる。

S3さんが美味しいねと言うと、Eさんにも食べさせてあげたいなとか。

S3さんが嬉しいと言うと、Eさんにもしてあげたいとか。

S3さんが寒いよと言って手を繋いであげて喜んでるのを見ると、Eさんと手を繋いで喜んでる姿を想像したりとか。

S3さんと一緒にいるのに、Eさんが頭の中に登場してしまうのだ。

はぁ〜、なんで勝手に登場するのだろうか。

S3さんと付き合ってるのに、塩対応なEさんのことを好きだからな。

そんな状態で付き合っている私って最低な人間だわ。

頭の中に消しゴムがあったら楽なのにな。

Eさんの所だけ消しゴムでゴシゴシと。

その時は辛くても忘れてしまえば楽になれるよ。

はぁ〜、ダメ人間ですわ。

まぁ、そんなことは横に置いておいて。

色々と頭で考えた結果、話を途中で変えることに成功した。

ATフィールド全開ってね。

あのまま、S3さんのペースで話を進めていったら、ご両親に会うって話にもなりかねない。

S3さんは途中で話を変えられて、少し不満そうだったが、まぁ仕方がないだろう。

少し焦りすぎたかなと感じてもらえたはずだ。

しかし、ブログを書いていても思うが、S3さんと本当にうまく行くのだろうか？

全くうまく行きそうな気がしない。