Eさんへの最後のLINE

IYさんへデート前のリマインドメールを送ってさ。

そう、送ってさ。

私の心の中にはIYさんが入る隙間が無いことに気づいたんだ。

いや、他の女性が入る隙間なんて全くないのだ。

1nmたりともない。

私の心の中にはまだEさんがいるのだ。

IYさんを待っている時に隣にいた女性なんか実はどうでもいいレベルで、本当はEさんのことが気になっているのだ。

常に頭の片隅にはEさんがいる。

隣の女性が気になったきっかけは、Eさんが着ていた服に似ていたからなのだ。

LINEで他の女性にメッセージを送ったり、受信したりする度に、Eさん既読付いたかなと確認する日々。

LINEを開いたら、まずはEさんとのトーク画面を確認。

しかし、最後に追撃LINEしてから未読スルーされたままだ。

何度確認しても既読は付いていない。

ブロックはされてないようなのに、未読スルーなのだ。

悲しいね。

泣きたくなってくるね。

Eさんがいるならどんな時も笑ってるよ。

Eさんがいるならどんな時も笑ってるよ。

泣いているよ。

生きているよ。

Eさんがいなきゃ何もなかった。

もう諦めたはずなのに、まだこんな意味のない作業をしてしまう私。

忙しいだけなんだ、他に気になる男ができたんだとか色々と考えて誤魔化そうとしてさ。

婚活では、一度、ナシ判定をされると二度と復活なんてしないのは分かっている。

生活圏の中での出会いではないから、二度と会うことがないからだ。

婚活の世界では、リベンジャーズの結成は不可能なのだ。

とはいえね、私は早く結婚しなければならない。

もうね、IYさんやこれから出会う女性のことを考えないといけないのだ。

EさんをLINEから削除しようと思ったんだ。

これでサイナラってさ。

その前に最後にもう一度だけ挑戦したい。

そう思って、最後のLINEをすることにした。

今までの感謝の気持ちを書いて。

そして、最後にもう一度だけ会ってもらいたいことを書いた。

私の熱い気持ちを書き出したよ。

涙が出たね。

私はこんなにもEさんのことを愛しているのに、その気持ちを無視するEさん。

愛を与えたくても、受け取りを拒否されているのだ。

未読スルーするなんて、なんの優しさもないじゃん。

人の気持ちを弄ぶなんてね。

24時を過ぎたらEさんをLINEから削除しようと思う。

それまでに既読でも付けばなと思っていたが、この時間になっても付かないんだから、ダメなんだろう。

まぁ、追撃LINEも何度も送ったしな。

全て未読スルーなんだから。

結果は分かっているんだよ。

これで、完全にEさんとの接点も無くなったわけだ。

新たな旅たちだ。

Starting over。

今度のIYさんとのデート頑張ろう。