習い事に行ってきた（3）

習い事に行ってきた。

私が着くとね、チャラ男が可愛い女性と話していた。

「君、かわうぃーね」とか言ってるのかと思って会話を聞いてみるとね。

流石にナンパはしてないよね。

でも、早速情報収集してるようだ。

色々と聞いてたよ。

習い事を始めた理由なんかも聞いたりしてさ。

引っ越してきたばかりでこっちには誰も友達がいないから、友達が欲しくてみたいなことを言っていた。

なるほどね、友達作りのためか。

てか、彼氏作りも目的なのかな。

とはいえ、チャラ男でも、コロナの今は誘い出しづらいみたいだね。

結局、ご飯とか遊びに行こうみたいな話には持っていけてなかったようだ。

まぁ、コロナだからね。

まだよく知らない人と気軽に遊びにって、いきなりは難しいよね。

でも、会話は弾んでたから、次回以降も話しかけて少しずつ仲良くなっていこうって作戦なのかね。

まぁ、私は真面目に習い事来てますみたいな感じを周りに見せるために、ノートを開いて復習してる感を出してたけどね。

他の人はボーとしてたり、元から知り合いの人同士で話してたり、トイレ休憩したりしてたけどさ。

そんな中、真面目に予習復習してる男。

傍から見れば、真面目に習いに来た、それが目的の男性に見えるよね。

でも、やり過ぎると、他の人と交流しようという雰囲気がない、話しかけてはいけない人ってイメージが付いてしまうから程々にしないとね。

今回も特に何もなく、真面目に習い事に取り組んだだけで終わった。

話したのは講師役の人のオッサンのみ。

でも、魅力的な女性が見えただけでも良かったかな。

いつになったら話す機会が訪れるのだろうか。

真面目に取り組みながら、チャンスを待つしかない。