デートに行ってきた（I3さん）（28回目）

私の実家訪問。

ついにこの日が来たんだな。

やってきたんだな。

I3さん、てっきりそのまま私の家に来るのかと思いきや、カフェで少し話してから行こうと突然言ってきてね。

てなわけで、車で迎えに行った後、カフェへ。

カフェで軽く作戦会議ですか。

まずはアイスブレイク。

そして、問題についての話になるかと思いきや、こんな話をしようと思ってるとか、今日はサポートよろってさ。

まぁ、つまり、問題についてやI3さんが話したくない内容が出てきたら、私がその話はまた今度にしようやとか、それについては今考えているところなんだとか、そういうことなのかね。

はっきりとそうとは言わなかったが、間接的に話に困ったら助け舟を出してっていうようなことを頼まれた。

いやいや、それよりも、問題について今後どのようにしていこうと思いますって親に言えるように話し合おうやって思ったけどさ。

それを今言うと、I3さんの思考回路がショートしてしまうからね。

これから行くのに、また泣き出したり、雰囲気を最悪の状態にはできないからグッと堪えた。

そして、私の実家訪問。

いらっしゃいってね。

I3さんはしっかりした感じを演出してるね。

玄関での靴の脱ぎ方からお土産の渡し方、そして、席に着くまで、マニュアル読んでちゃんとやってんなって感心したよ。

いいとこのお嬢さんですかってんだ。

話すときもハキハキして、趣味についても嘘か本当か初めて聞いたよ。

いつもは、テレビ見たりマンガ見たりが多いのに、本当にその趣味やってんの？ってな。

まぁ、テレビやマンガが好きですって言うとグータラな妻になりそうだなって思われてしまうからね。

I3さんは模範解答をちゃんと用意して来たんだね。

そして、どちらからも問題について話すことなく1時間が経過。

そろそろ終わりかなと思っていると。

親が超遠回しに問題に迫るための質問をする。

まぁ、問題についてI3さんが話すつもりなら、これで話すだろうが、そんな超遠回しでは問題についてに行きつかないぜ。

予想通り、I3さんは表面上答えるだけ答えて後はウヤムヤにしてその話題は終了。

親も流石にしつこく質問を繰り返すわけにはいかないので、そこでその話題は終了。

てなわけで、私の実家訪問は何事なく終了。

親からは、しっかりした子だけど、問題について以外にも家族についてはハッキリと話さない子なのねってさ。

なんで家族についての話題ではそんなに曖昧に話すのか不思議だわさ、問題以外にも家族になんかあるんじゃないのってさ。

本当に結婚して大丈夫なのか不安だってさ。

問題について話そうとしないのも誠実さがないし。

親としては結婚反対だってさ。

そんなこと言われても、どうする俺。