デートに行ってきた（IHさん）（1回目）

IHさんとのデートに行ってきた。

駅近デートだ。

それにしても、駅で待ってたんだけど、ものすごい人だね。

コロナ前に完全に戻ったくらいの人の多さだ。

まぁ、人多しって思いながら待ってたさ。

こういう時はなるべく周りは見ない見ないと思ってたんだけどね。

そう、こういうデートの待ち合わせの時に限って、魅力的な女性や可愛い女性、美人な女性が私の隣で彼氏や友達と待ち合わせをしてるんだよね。

目の毒になるから、とにかく顔を上げた時は遠くを見る。

が、しかし。

「久しぶり〜」って声がして、顔を上げると、彼氏に抱きつく可愛い女性を横に見るとね。

殺意が湧いてくるよね。

殺意の波動に目覚めてしまった。

イチャイチャすんならホテルでしろやってね。

公衆の面前で彼氏に抱きつくって何考えとんねん。

ここは、イタリアじゃねえぞ。

しかも、こっちはこれからデートなのに、すぐ隣で可愛さを振りまきやがってさ。

私って可愛い彼女でしょって、周りにアピールしてんのか。

あざとい女だよ。

そんな凶悪なオーラを身に纏ってしまっている状態で、IHさん登場。

いつもの優しいヒッキーじゃないって、思われてしまったかな。

まぁ、マスクをしてるからバレてないかな。

でも、眉間にシワが寄っていたかも。

そんな気分が悪い感じで、デートスタート。

飲食店まで歩いていく。

話のネタに、休みの日は何してた？ってとりあえず聞くよね。

○○のDVD見てましただってさ。

また韓国かよって思いながらも、5W1Hで話を広げていったよ。

とはいえ、全然興味わかねえ。

でも、婚活だから彼女のことを知って好きになるために必死に聞いたさ。

飲食店に入って、注文して待ってる間もその話は続き。

彼女のターンが終わった後、「そういえば、○○さんはどんな音楽聞くんです？」って聞かれたさ。

「色々聞くけど、主に洋楽かな。」って答えるよね。

「例えば？」って聞かれて、「最近で有名なところなら、コールドプレイかな。」って答えたけどね。

「洋楽聞かないから分からないですけど、○○さん英語分かるなんてすごいです。」ってさ。

ヒッキー「いや、英語は分からないんだけど。」。

IHさん「…」。

はい、すみまてーん。

話が終わりました。

いや、何もないんかいって。

そもそも英語が分からないと洋楽聞いたらいけんのかいって。

シーンとした時間が数分間。

料理が運ばれてきて、新しい話になった。

学生時代の話とかをした。

まぁ、よくある話だった。

1時間くらい過ごした後、駅に向かって歩いて帰った。

このデートの感じでは、流石にもう次のデートは無いよなと思ったのだが。

念の為、どうするか聞いたら、もう一回会ってみますかって話になった。

いや、本当にいいのって感じなんだけど。

彼女の方も私が断るのを待っているのだろうか？

それとも、見込みがあるのだろうか。

女心は分からないもんだ。