イメージトレーニング

TE2さんと一緒に撮った写真を印刷してきた。

今までデートして何枚か撮影したからね。

そして、それを玄関、部屋、テレビ、トイレ、洗面台、台所に貼った。

ついでにスマホの画面も二人の写真に変えてみた。

そう、ザイオンス効果だ。

鏡で見る顔と写真で見る自分の顔、どちらかといえば鏡で見る自分の顔の方が好きなのも、鏡に映った左右逆転の顔を毎日見慣れているからなのだ。

つまり、毎日見るものの方が人は好きになりやすい。

同じ学校、同じ会社などがきっかけで結婚する人が多いのも自然と毎日会う機会があるからなのだ。

毎日、朝起きてから夜寝るまでTE2さんを見るのだ。

そう、可愛い感じだし、胸も大きいし、なんで駄目なんだろうかって感じだよね。

刷り込み効果。

結局のところ、好きだと思えてないからダメなんだってことなんだよね。

そう、Eさんだったら、こんなに苦労せずとも無意識に感じられるもんな。

高鳴る鼓動、湧き上がる活力、頭が冷静さを失う。

そう、Eさんみたいな魅力的な女性なら。

もう初デートの時の登場シーンだけで十分だよね。

って、何言ってんだか。

もうEさんのことは頭の中から消去だ。

私の頭の中に消しゴムがあったらな。

消したいのに消せない記憶。

でも、結局、好きという感情がないから、私が嫌いな人間だという意識の方が勝ってしまうんだよな。

嫌いな人間を触るなんて汚い、敵と寝るのかっていう気持ちが邪魔をするのだろう。

「来るな！人間なんか大嫌いだ！」ってね。

「Eさんは好きだ。でも人間を許すことはできない。」ってね。

イジメの後遺症がこんなところにも影響するなんてな。

イジメって、傷跡が一生残るよね。

人間嫌いの克服。

人の心の醜さを許容できるようになる。

それこそが今の私に必要なことなのかもしれない。

いつもTE2さんを見ることで、敵ではない、味方、家族のような信頼できる人なんだって自分に思い込ませるのだ。

TE2さんのことは大切な家族と一緒だってね。