私は働いていてそれなりの給料を貰っているし、お金に困ってないから要らないと言っているのだが、毎年くれる。
おばあさんは年金暮らしで裕福でもないんだから、逆に私がお金をあげないといけない方だ。
普通は、逆なんだけどな。本当に。
私なんかにお金を使わずに、自分のために使ってくれればいいのにな。
封筒を開けて、ビックリした。
いつもと額が違う。
社会人になってからは、いつも同じ金額だったのに。
おばあさん、ついに頭がボケてきたのかと心配になった。
とりあえず、「受け取ったよ、ありがとう。」とお礼の電話をした。
話の中で、婚活はうまくいってるかと質問があった。
どうやら母親から、結婚相談所に入会したり、お見合いパーティーに行ったりしていることを聞いたようだ。
私はなかなか良い女性と出会えないと答えた。
おばあさんは、「男なんだから焦る必要は無い。無理して変な人と結婚したら、一生後悔する。たくさんの人と会えば、この人だという人にそのうち会えるから。」みたいなことを言っていた。
口ではそう言っていたが、本心は、早く曾孫が見たいんだろうな。
封筒にお金を多めに入れていたのも、婚活資金の為に多めに入れてくれていたと思われる。
最後のおばあさんが生きているうちに、曾孫の顔を見せてあげたい。
婚活、頑張らないと。
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