デートに行ってきた（3回目）（KRさん）

KRさんとのデートに行ってきた。


KRさんを迎えに行って。

そして、出発しようとしたその時、「CD持ってきたのでかけていいですか？」みたいな感じで聞いてきた。
私はほんとは聞きたくなかったが、それを言うと気分を害するかなと思い、許可した。
「何のCD？」と聞くと、まさか。
そう、まさか。

人生には3つの坂がありますの、まさかだ。
いや、マジでって感じなんですけど。
いや、普通の万人ウケするような音楽だと思うじゃん。
当たり障りのないような曲を持ってくるよね。
音楽って好みがあるんだからさ。

ところがどっこい。
なんと、EXILE。
そう、まさかのEXILE。

いやいや、EXILE。
私は「そういえばCD機能が壊れてるんだった。」と言おうとしたのだが、時すでに遅し。
彼女は勝手にCDを差し込もうとしていた。
当然、しばらくすると、EXILEがかかり始めた。

もう勘弁だわ。
EXILEなんか流すなら、きちんと相手にEXILEだけど大丈夫？とか確認しろよってね。

それとも、私がEXILE好きにでも見えたのだろうか。んなわけないだろ。

しかも、音が小さめですねとか言って、勝手に音を大きくするし。
ていうか、これじゃ、完全にDQNの車じゃねえか。
EXILEの次は浜崎あゆみも流しますかって感じだわ。
もう勘弁してくださいな。
運転していて、段々と気持ち悪くなってきた。
そんな私を無視して、EXILEのカッコつけた歌い方に合わせて、時々小さな声で口ずさんでるし。
途中、寄る用事は全く無かったのだが、コンビニに寄って、耳を浄化した。
そっちがその気なら、今度のデートはブラック・サバスでもガンガンにかけてやろうかって思った。
やられたらやり返す、倍返しだ！


なんとか、お店まで無事にたどり着けた。
もう、お店の会話の記憶がない。
ていうか、デート中の会話の記憶がゴッソリ消えている。
恐るべし、EXILE。


食後は、近くのデートスポットへ。
とにかく、車から離れるんだ。
そして、帰りの道中、二度目のコンビニへ。
さらに、途中、三回目のコンビニへ。
「今日はコンビニによく寄りますね（笑）」だってさ。
いやいや、気づけよ。
完全にEXILEの音楽のせいやぞ。
不快な音楽を大音量で流すんじゃねえよってな。
もう健康被害が発生しかけてるんだよ。
今回のデートで記憶があるのは、そのムカつく言葉だけだよ。
音楽と同じで不快な女性だなと思ってしまった。


レッド・ツェッペリンでも爆音で聞かせたろかと思ったけど、無駄なことはやめておこう。

KRさんとはこれで終了することにした。