ある人の紹介でお見合いすることになった（16回目）

ある人から良いお見合いがあるのだがってね。
そう、お見合い話があったのだ。

これがね。
まぁ、なんというかね。

まぁ、とにかくものすごいのだ。


そう、ものすごいお見合いだ。
まず、美人なのだ。
まぁ、ものすごく美人なのだ。
ていうか、美人です。
そんなもんで、美人なんです。
いやいや、美人なんです。
ありえないと思いました、美人で。
そんくらいの美人で。
街でもここまでの美人はなかなか見かけないよ。
最初、冗談だと思ったね。
私をからかってるのかなってね。
こんな美人の女性とお見合いってありえないでしょってね。
普通に考えて。
そして思ったね。もしかして、これは若い頃の写真で、今は30代後半のお局様ですかってね。

いわゆる、魅力的な女性なのに理想が高すぎて結婚できなくて、結局複雑な関係でシングルマザーになってしまったりみたいなパターンの女性ね。
そう思って、年齢を聞いて、さらにびっくり仰天ですわ。
なんと、アラサーなんですって。
信じられますか、奥さんって感じだわ。

30代ではないんですぜ。
これは詐欺ですか？詐欺なんですか。
これは夢ですか？夢なんですか。夢だと言ってください。早く夢から覚ましてください。


ある人は信用できる人だから、からかっているわけではなく、真面目に紹介しているはずなのだが。
さらに、その後の情報を聞いて驚いたね。
もう、この情報を書いてしまうと、確実に身バレしてしまうから、書かないでおいた方が良いだろう。
そりゃ、流石にこれを書くと、このお見合いの関係者が見たら、一発で私だとバレてしまうからな。


っていうか、ありえない。
ものすごいお見合いだ。
不釣り合い感がすごい。
何から何まで凄すぎる。
なぜ、こんなお見合い話を私なんかに持ってきたのかと自分でも思ってしまうほど、不釣り合いなお見合いだ。
私は何度も聞いたね。
本当に私なんかで大丈夫なんですかって。
私の家は貧乏で平凡な家で、私もただのサラリーマンですよって。


私は迷ったよ。
絶対に無理だって思ったから。
私なんか相手にしてもらえるはずがないからだ。
さすがに、分不相応だと自分でもわかる。

私なんか相手にしてもらえるようなレベルの女性ではない。

恐縮し続けないといけない。

と言っても、結局、お見合いできるようなので、お願いしておいたのだが。

これは夢なのかな。
もう胸がドキドキなんですけど。
私、実は昨日死んでしまっていて、これは死後の世界なのだろうか。
このお見合いは全力でいかないといけない。

もしうまくいけば、私の長かった婚活も終了できる。
今までの婚活の集大成だ。
今までの努力した結果を全て出し切るぞ。
でも、魅力的な女性とうまく話せるかな。

すごい不安だ。